高麗人蔘は、アジアの極東地方だけに自生する薬用植物で、北緯30度から48度の地域である韓国、中国、ロシアの３つの地域だけで産出されます。地域が限られていることと、気候や土質等の自然環境が相応しないところで生育されるのはとても難しいのです。韓国の地質は、岩盤のため、大昔からの土地の栄養素が雨水でも流れずに残っていると言われ、韓国産の人蔘は、特に良質とされています。

 

 

高麗人蔘は、「中草薬学」に疲労回復、肺の強化、脾臓を活発にし、心臓の負担を少なくすると記されており、「神農本草径」でも五臓（肝臓、心臓、肺臓、脾臓、腎臓）の陽気を高める薬として使用されたという記録や精神安定、五臓六腑にしみわたり、眼精疲労にも効き、長期服用すると体がかるくなり、長生きできると記されています。事実、高麗人蔘は虚症体質の方に優れた効果を発揮して、長期にわたり愛用されています。特に副作用と思われることもなく、安心して続けられることが高麗人蔘の特徴です。